こんにちは!KSKです!
今回は日本の野鳥と出会おう!シリーズ第1回、タカの仲間のノスリについて紹介します♪
本シリーズでは日本で見ることのできる鳥類について生態情報や豆知識をお伝えします!
和名:ノスリ(鵟)学名:Buteo japonicus分類:鳥類 タカ目 タカ科 ノスリ属 分布:西諸島を除く全国(繁殖地:北海道、本州中部以北、四国)
形態 : 嘴の先端から尾羽の先端までの長さは50–60cm、翼を広げた長さは100–140cm程度。体重は500–1300gでオスよりもメスの方が大型。背面は褐色で、腹面は淡褐色の羽毛に覆われる。両翼に黒点模様が見られ喉の羽毛は黒い。虹彩は褐色。
生態:平地から山地の森林に生息し、食性は動物食で、昆虫類、ミミズ、両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。繁殖期には縄張りを形成し、樹上や断崖の上に木の枝を組み合わせた巣を作り、日本では4–5月に2–4個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は35日程度で雛は孵化後50日程度で飛翔可能となり、その50日前後あとに巣立ち・親離れする。
どんないきもの???
ノスリはぼてっとした胴体、クリっとした黒目がちの瞳、両翼下面の斑点が特徴的です。かっこいい印象が強い猛禽類の中でも、ノスリはかわいい部類に入ると個人的には感じます。背中の色味はトビに似ていますが、ノスリは腹面が白っぽく、大きさはずっと小さいです(カラスと同じくらい)。
ノスリの特徴
どこにいるの???
主にネズミやモグラなどの小型の哺乳類を捕食するため、郊外の耕作地でもよくみられます。 電柱に止まったり、空中で停空飛翔(ホバリング)して獲物を探し、見つけたら急降下して素早く捉えます。 耕作地に足を運ぶことがあれば、近くの電柱の先っぽをひとつひとつ見渡してみてください! 獲物を探すために止まっているノスリがみつけられるかもしれません(^.^)
ノスリがみられる環境
KSKがノスリに抱く印象
調査をしていて出会った際に感じるのはとにかく繁殖期は敵に対して敏感な印象。 繁殖している林にうっかり近づこうものなら「ぴ~え~!!ぴ~え~…!!」と大騒ぎします。 巣がここにありますよと教えているようなものなんですが、、、(笑) 個体によっては林から離れても追いかけてくる個体もいます^^; 繁殖期以外は見た目のとおり、のんびりとすごしているイメージが強いです。
閲覧いただきありがとうございました!!! このいきもの見てみたい!と少しでも興味がわいてきたら是非フィールドにでてみてください(^.^)
KSK
参考文献 ・『日本の野鳥590』平凡社2000年 ・『原色ワイド図鑑4 鳥』学習研究社1984年
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